日日是好日ー映画

金木犀の薫りの濃厚さが薄らいできています。秋も中盤なんだと薫りから季節を感じ取ります。皆さん、お元気にお過ごしでしょうか?
先日、日本の名優である、樹木希林さんがお亡くなりになりました。90分間の講演会はすることなく、対談方式での講話だったので、県民文化大学へお招きすることはありませんでした。数年前に、香川県民小ホールに対談で来られた時に、個人的にお話を聴きに行きました。人としての素朴さ、嘘のない率直な言葉やその時に着用していた服装までが印象に残っています。
遺作作品となりました、映画「日日是好日」が10/13から封切になっています。

森下典子著書。『人生の挫折の中で発見した、五感で季節を味わう歓び・・・。生きる勇気が湧いてくる感動に一冊』と、書評がついています。先月の岡山市民文化大学の講座で、お茶の家元、千 玄室先生が来られました。お茶の話もされました。
女優さんたちは、ずっと、着物着用で演じられているようです。

「日日是好日」禅のことば
多くの人は「今日も一日よい日でありますように」と願い、無事を願う。
しかし現実はその願いの通りにはいかないで、雨の日、風の日があるように様々な問題が起き、悩ませられることばかりかもしれない。しかし、どんな雨風があろうとも、日々に起きる好悪の出来事があっても、この一日は二度とない一日であり、
かけがえの無い一時であり、一日である。この一日を全身全霊で生きることができれば、まさに日々是れ好日となるのである。好日は願ってえられるものではなく、待ってかなえられるものではない。自らの生き方に日日に好日を見出しえなければならないのだ。

実り多い秋でありますように。