原田マハさんトークショー

「文化の日」の続きのブログです。香川大学を後にして、うどんの昼食。商店街の中にも沢山のうどん屋さんが出来ました。
午後からは、高松市美術館1階講堂で、原田マハトークショーが開催されました。高松市美術館30周年記念講演会。人気の新進作家。美術史実に基づいて小説を書く稀に見る作家さん。先着170名限定の応募は、受付開始から3時間で満席になったんだそうです。

14時開演で、マハさん登場で歓声が上がりました。9割女性の観衆でした。
冒頭では、「この30年間は皆さんにとって、どんな年月だったのでしょうか?赤ちゃんだった人はアラサーに。はたちだった学生さんは、50歳になっています。この秋の良き日に、この高松市美術館の素敵な場所に、ココで居れるということは、とても素敵な幸せな30年間を過ごしてきた人たちが今ここにいらっしゃるんだな、と思っています」と挨拶されました。

アートは、ご自分で感じれば、それがアートなんです、と。1980年代の近代美術を中心に30年の社会での変化を振り返りながら約100分講演されました。おうどんが大好きで、この日は竹清(ちくせい)に向かわれたとか。気さくなトークで、とても面白かったです。講演会を聴き、自分史を振り返りながら、小さな事では、嫌いな食べ物が好物になったり、観るテレビ番組や余暇の過ごし方が変化したり・・・。成長と共に好みも変化するんだと実感。走馬灯のように学生時代が蘇りました。皆さんにとっての30年の歩みはいかがだったでしょうか?変化の中で、不変的なもの、一つの事をやり続けるものを持っていれば素敵な人生になるはずです。

昨日は、暦の上では、立冬。暖かな日でした。秋もいよいよ晩秋です。