第22期 最終講座開催!!

第22期岡山市民文化大学もいよいよ最終講座を迎えました。11月17日(土)、東京大学大学院教授で文学博士のロバート・キャンベル先生をお迎えして11月講座を開催。この日はあいにくの雨でしたが、多くの受講生さんが会場に足を運ばれました。先生も朝の生放送終了後、そのまま飛行機に飛び乗られての岡山入りでした。

講演では、日本文学を通じて日本人の心を読み解かれ、江戸時代の庶民の生活を詠んだ和歌を紹介。

『たのしみは 衾(ふすま)かづきて 物がたり いひをるうちに 寝入りたるとき』

(みんなで布団を被って子供たちがワイワイ喋っているのが、一人、また一人と寝静まったのを見届けて、最後に自分が眠りに入っていく。それが何とも言えず、自分が家族と繋がっている喜びを感じる)

「生活の中に苦も楽も共にあって、その中で豊かに暮らしていた。それが本来の日本文化の一つの姿ではないでしょか」と話されました。

講演前のコミュニティタイムでは、dolce  tutti(ドルチェ トゥッティー)のみなさんが、海を越えて香川県からお越しくださりました。エレクトーン・ピアノ・オカリナのアンサンブルによる「アメージンググレース」「ハナミズキ」といった曲のほか、聞き覚えのある時代劇メドレーなども演奏。それぞれの楽器の音色が相まって、美しいハーモニーを奏でていました。

今期最終講座となるこの日は、修了式を開催。学長・松畑熙一によるあいさつと歌に続き、受講生代表2名(北條益夫さん、阿部冨江さん)に修了証書が授与されました。

 

 

 

今年も1年間受講して頂き、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。受講生のみなさまの、「学びたい」という情熱には本当に頭が下がる思いです。そして講演で受けた刺激や感動を共にできたことを嬉しく思います。来期からも事務局一同、気持ちを新たにして、みなさまの明るい笑顔と元気なお姿にお目にかかれますことを楽しみにしています。どうぞお元気でお過ごしくださいませ。