こんにちは福山文化大学です。
本日中国地方では『梅雨明け』が発表されました。
熱中症などお身体にお気を付けてお過ごしくださいませ。
さて、6月23日㈯は、
東京大学名誉教授・国際経済学者の伊藤 元重先生をお迎え致しました。
講演テーマは『日本の経済～その課題と可能性～』
📒📓📔講演内容抜粋📒📓📔
先輩が『経済をみる時には3つの目が必要だ』と言うんです。なんとなく最初の一つ二つはお分かりになるかもしれませんね。
一つ目は【鳥の目】だと言うんですよ。その心は、鳥の様に外から空から大きく見る。専門用語を使うとマクロという事になるでしょうけども。経済を大きく見る必要がある。みんな繋がっていますからね。
例えばアメリカと中国の間で貿易摩擦が起こっていますよね。アメリカは中国に対して色んな物の貿易制限をかけ始めている。理由はトランプ政権色んなことを言っていますけどね。アメリカと中国の貿易戦争が激しくなるかと思ったら、不思議な事に日本の幾つかの企業の株価が下がるんです。一番代表的な会社の一つが小松製作所。なんでアメリカと中国がケンカすると小松製作所の株が下がるのか？要するに小松のような建設機械の会社は建設工事が沢山ある所に商売を広げている訳で。いま中国は非常に色んな建設が進んでいますから大事なマーケット。その中国とアメリカがケンカするとですね。小松に影響があるんじゃないだろうか？と株式市場で株をやり取りしている人が勝手に思う。これが正しいかどうかは分かりません。少し冷静になってひと月とか半年見てみないと分かりませんけども、申し上げたいことは経済は繋がっている。＜中略＞
二つ目に重要なのは【虫の目】だと言うんです。これはミクロの目。細かい事を見る事が重要。皆さん【悪魔は細部に宿る】って言葉知ってます？何かやろうと思って準備をします。準備はするんだけど、思わぬ小さなことを見落とした為に全部がダメになってしまうという事。年金の問題一つ取ってみても。年金を受け取って生活を回していく、とくに引退した方には重要なんですが、意外と制度って細かい訳です。あてにした事と制度って突き詰めて、本当に細かい所見落とした為に「しまった!!」と思う事結構あるのかもしれません。皆さんも経済の動きに関心を持つことがあると思いますが、とくに自分が関心を持ったことについて【虫の目】で細かい所を見るって凄く重要。
マクロで大きく経済を見るという【鳥の目】。細かい所しっかり見るという【虫の目】。私の先輩は三つの目が必要だと言いました。彼が本当に言いたかったのは三つ目なんですよ。
三つ目は【魚の目】なんですって。比喩ですけど、魚って潮の流れを読めないと生きていけないですよね。経済も同じで潮の流れの変化って凄く重要。極端に言えば、細かい事知らなくてもマクロをあまり見なくても、潮の流れの変化だけ見とくだけで大事な事は見えてくる。だから常に経済を見る時に先ず心掛けるべき事は、潮の流れの変化ってどうなってるんだろうという【魚の目】が必要であると。
講演後にはサイン会も行われ、お一人お一人丁寧にお書きくださいました。
オープニングタイムでは、コントラバスターズの皆さんをお迎えしました。
（石川 徹さん、笠原 朋子さん、西村 和磨さん、村上 純さん）※五十音順
今回は4名のメンバーで、コントラバスの奥深い魅力を披露して頂きました。
コントラバスのみのアンサンブルグループ。主に中四国で演奏活動をされており、依頼演奏や路上パフォーマンスなど活躍の場を広げられています。
コントラバスは地面に響く力強い低音と温かみのある音で、吹奏楽やオーケストラを支える縁の下の力持ちの存在だそうです。
6月講演のお花です。当選されました方、おめでとうございました。
舞台に花を飾って頂いたのは、グリーンポットふじたに様です。
🏠福山市沖野上町4-20-31 電話084-921-4746
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次回7月講演は、7月28日㈯です。
講師は、元スキー・ノルディック複合日本代表
荻原 健司先生をお迎え致します。
講演テーマは『本気は本物か』
〇書籍販売なし・サイン会なし
✳タイムスケジュール✳
開場 12時30分
ｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞﾀｲﾑ開始 13時25分頃
講演開始時刻 14時00分
講演終了時刻 15時30分
👪オープニングタイム出演者
さぬきDeござる（阿波踊り）
※演奏中の入場は出来ません。お早めにご着席くださいます様お願い致します。
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記録的な豪雨により各地に多くの被害が相次ぎました。
これらの災害によって犠牲になられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、
被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
一日も早く安全で健やかな毎日を過ごせることを心からお祈り申し上げます。
福山文化大学
電話084-923-7889・fax084-923-7903