9月の福山文化大学へ

風が随分と涼しくなりました。もうすぐ、金木犀の甘い香りが漂い始めます。
9月23日(土)秋分の日に、姉妹校であります、福山文化大学へ行ってきました。電車に揺られて約二時間で到着。今年初訪問。駅に降り立てば、斬新に感じる看板が目に入りました。
福山は、薔薇の街🌹
そこから、バスで10分くらいで到着です。会場名も「リーデンローズ」。中も薔薇をあしらったコーディネートをしています。
  
講師は、作家でもあり、東京大学名誉教授でもあります、養老孟司先生。

『バカの壁』『養老訓』など多数執筆。医学博士でもあります。以前に、香川県にも来ていただきました。今日のテーマは、
【老いては脳にしたがえ】。高齢化社会の日本において、興味深い演題でした。

今年5月大相撲春場所、東京へご一緒した、お客様から、こんな可愛らしい贈り物が。福山市松永町という所は、かつては、下駄作りの街として、栄えたんだそうです。今では、あまり履かなくなり、作る工場も衰退したそうです。昔の名残を残した貯金箱。旅行と下駄にちなみ、お金を貯めて、旅行へ出かけよう!!と思いました。そのお気持ちに感謝でした。

秋の高校生大茶会

9月の三連休に大型の台風が到来。自然の力は凄まじいと感じました。この前の講演で、武田先生が水害を視察に行くおじいさんの話を思い出しながら、被害がありませんように。
翌日の18日は、一転して青空秋の空が広がりました。

栗林公園へ朝から出かけてみました。雨で森林が洗われたのか、一層に緑が映えていました。目的は、秋の大茶会のお茶を一服。17日は台風でキャンセルになり、18日は大手前高校・中学の皆さんのお点前でした。
 
お菓子は、ふくろやさんのもので、竹取を彩っていました。皆さん浴衣に足袋を履かれてお出迎え。初々しさのあるお茶会は、お茶もお菓子も本当に、美味しい。茶道や華道、書道を習う若者は減っているのかもしれませんが、伝統文化はやはり、伝承文化で、いいものです。背筋が伸び、人を謙虚にしてくれる気がしました。

午前中にしか咲かない蓮の花を見れました。見れる機会はなかなかありません。亀も泳いでいました。美味しいお茶に、心地良い風が吹き、今の時季の花を愛でて、穏やかな時間を過ごすことができました。
栗林公園はミシュランガイドで「旅する価値がある場所」に認定されています、☆☆☆。季節によって、映る景色が変化し飽きることがありません。

鏑木清方展

すっかり、秋の気候となり、夜は静かに秋の虫の声が聞こえてきます。季節が移り変わりゆく瞬間です。
9月9日から、高松市美術館では、『鏑木清方展』が始まりました。日本三大美人画家の一人で、没後45年。四国では、初の展覧会です。この方を知ったのは、昨年に行きました東京旅行で、雅叙園に立ち寄ったのがきっかけです。「清方の間」という部屋があり、着物を着た女性たちが描かれ、上村松園に似た画風で、ほっそりとした美人画。9月9日の開催日を記念して、講演会があり参加してみました。『清方の生涯とその作品』講師は、美術評論家・島田康寛氏。奈良県からお越しでした。DSCN5056絵画についての講演会は、判り易く、知らないことを色々と知る事が出来ました。伊藤深水は、清方の弟子で、晩年には、清方の絵の模倣画を描かせていたとか。樋口一葉の有名な「たけくらべ」の挿絵は、清方が描いたものだそうです。普段の生活に馴染んだ上村松園は、はんなり京女を多く描き、鏑木清方は、江戸の粋な女性を多く描いたということでした。
秋の良き季節に、美術鑑賞も、いい時間の過ごし方だと感じます。
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~鏑木清方について~
明治から昭和にわたって活躍し、美人画に独自の画境を切り拓いた近代日本画を代表する画家として広く知られています。13歳のとき日本画家の水野年方に入門し、挿絵画家としてその画業をスタートし成功を収めます。その後、本画制作に向かい、文壇などの展覧会において評価を得、画壇の中心画家として活躍しました。また、昭和初期からはあらたに肖像画の分野にも取り組み、人物の内面までもを画面に写し出した作品を残しました。
高松市美術館にて 10月15日(日)まで。9:30~19:00。
月曜日休館 入場料¥1000-

9月講演会のお花

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9月2日(土)講演会時の舞台のお花です。パンパスススキ、小さな黄色の蘭の花は、オンシジューム花言葉、可憐・一緒に踊って!)、白い大きな花は、ピラミッドあじさい花言葉、しとやかな恋人)、真ん中にある黄色の花は、マリーゴールド花言葉、健康)。
屋島にあるお花屋さん「モン・リジェール」装飾。少し秋色の花に。
今夏は猛暑であった分、秋の季節がいつも以上に心地良く感じると思います。この暑さで外出を控えていらっしゃった方も多いことでしょう。気候の良い季節に、外の空気を吸って、日々の生活、何でもない日常を楽しみたいと思います。

追伸 ~事務局の場所が引っ越しをしました~
旧社は、老朽化にともない、9月1日より下記の場所へ移転しております。大川バス高松支社の西側二軒となりのビルの二階です。尚、電話番号、FAX番号に変更はありません。
〠760-0033高松市丸の内4-9丸の内ビル二階(真向いは、横井胃腸内科クリニックさんとなっております)

2017年9月講座を終えて

9月2日(土)  9月講座の講演会が開催されました。朝、夕、涼しい風が吹き始めました。そんな秋めいた空気を感じた秋晴れの一日となりました。

講師は、武田邦彦先生。会場内は、よく笑いで包まれました。演題は、『これからの日本社会と新しい男女の関係』。演題のほかにも様々な分野について、お話されました。先生が書かれた本の中にこんな一節がありました。

「結婚のカタチはどうでもいいのです。別の人間と暮らすということが大事なんですね。なぜなら夫婦生活では、自分の正しさと相手の正しさが、常にぶつかるのですから。喧嘩しなさいと言っているわけではありません。別の「正しさ」があることを知る絶好の機会だと申し上げているのです。結婚生活は、相手の考えを自分の中に取り込むチャンスなのです。それができれば、単純計算で、あなたの人生は2倍になります。」
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講演終了後に、著書『武田教授の眠れない講義』の販売とサイン会がありました。
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講演前のオープニングタイムは、三木ハーモニカクラブの10名。先生は20年以上講師を務められ、皆さん、長年、ハーモニカを愛している方々。素晴らしい演奏を奏でてくださいました。
趣味のある人生は、豊であることを証明してくれました♪
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