小さな美術展

カレンダーも後、一枚になりました。通年なら忙しさのある12月も、今年はコロナ感染病で静かな12月のような気がしています。

何度か、ブログでも紹介していますが、高松市塩江美術館の展示のご紹介です。

鉛筆淡彩画~伊東義久の世界~展が開催されています。

美術館前の山景色は、紅葉は終わりを告げていました。

伊東義久(1917-2003)は、移りゆく自然・季節の魅了され、水彩を用いた透明感のある風景作品を残しています。

また、ドイツの文豪ヘルマン・フェッセの自然を愛でる姿、そしてありのままを受け入れる姿勢に敬愛したことから、フェッセの生活ぶりにならい「絵を描く日」と「庭仕事の日」とを区別した生活を送りました。

穏やかな優しい絵は、画家自身の性格が現れているようでした。訪れた者もきっと穏やかな気持ちに包まれるはずです。

前香川郡香川町に生まれた伊東氏は、一枚、塩江からの風景を残しています。今回の展覧会ではありませんでしたが、本で観ることができました。

2021年1月17日(日)まで開催。9:00-17:00 月曜日休館 一般¥300-

高校生以下及び65歳以上の方、障がい者手帳を持参の方は無料です。

ぶらっと行基の湯まで行ってみました。小さな街の変わらない街並みが好きです。

塩江へ入ると、大手コンビニエンスストアがオープンしていました。移り行く時代の変化も感じた一日でした。