5月講座のお知らせ

清々しい新緑の季節。爽やかな風に乗って訪れる新芽の香りは、どこか懐かしく、心を落ち着かせてくれるようです。

s-kangsangjung-poster01[1]さて、市民文化大学5月講座は、東京大学名誉教授の姜尚中(カン・サンジュン)先生をお迎えして5月16日(土)に開講します。専門は政治学・政治思想史。テレビ・新聞・雑誌などで幅広くご活躍され、著書に『悩む力』『母-オモニ-』『心の力』など多数。

 

講演テーマは、『心の力』。講演内容もさることながら、柔らかく深みのあるお声が特徴の姜先生。ぜひ、じっくりと生のお声を聞いてみてください。

講演前のオープニングタイムでは、「ふじのファミリーバンド」の皆さんが、エレキギター演奏をご披露くださいます。こちらもどうぞお楽しみに。

◎当日スケジュール
12:05 開場
13:35頃 オープニングタイム開始
14:00 講演開始
15:30 講演終了
15:30 サイン会
◎販売著書(合計150冊)
『心の力』=778円(集英社) 100冊
『心』=1,296円(集英社) 50冊
※著書購入者を対象に、サイン会が行われる予定です。

4月講座開催!

「4月11日(土)、講師に元オリンピック日本代表・プロフィギュアスケーターの鈴木明子先生をお迎えして、4月講座が開催されました。

岡山市民文化大学25年の歴史の中でも、鈴木明子さんは最年少の講師でいらっしゃいます。「プロフィギュアスケーターになった今でも本番はものすごく緊張しますし、講演もやっぱり緊張します」と話されていた先生。いざ講演が始まると、「一生懸命伝えれば思いは伝わる」という信念のもと、一切原稿も持たず、ご自分の言葉で受講生に訴えかけられるように話されました。

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講演テーマは、『表現者として~ひとつひとつ、少しずつ~』。病気に打ち勝ち、大舞台でプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、自分を信じて戦ってこられた先生。「そんな経験をもとに、常に新しいことに挑戦しつづけることの大切さを訴えられました。

また、講演後には質疑応答の時間が設けられ、「自分の子どもが無茶と思えるような夢を語った時に、親としてどう対応すればいいのか」という質問に対し、「親の経験から、そんな夢がかなうはずがないというのは親の勝手な思い込み。子どもにはとんでもない可能性が秘められているかもしれない。その夢をかなえるためには、こんな大変な努力をしないといけないけど、それでも挑戦したいのかどうか、子どもの本気度を確かめてください」と話され、会場からは自然と大きな拍手が沸き起こりました。

講演後は、「先生の一生懸命さが伝わってきて、ますますファンになりました」「今度フィギュアスケートを見る時は、華やかな舞台の裏に隠されたご苦労など、違った目で見られます」といった声が届きました。

 

講演前のオープニングタイムには、『フラ ハーラウ ナー プア ヒヴァヒヴァ』の皆さまがご出演。華やかなフラダンスで、会場を盛り上げてくださいました。

 

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今回も、、「フラワーショップカトレア」(本店=岡山市北区中山下1-5-41、☎086-222-7015)様に、舞台を華やかに演出して頂きました。

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s-kangsangjung-poster01[1]次回、5月講座(5/16)の講師は、東京大学名誉教授の姜 尚中(カンサンジュン)先生。講演テーマは、『心の力』です。皆さまのお越しを心よりお待ちしています。

※著書販売=「心の力」100冊、「心」50冊。

(著書購入者を対象にサイン会を実施予定)

4月講座のお知らせ

桜の花びらが風に舞っています。美しくもあり、はかなくもあり、ひとときの四季の移ろいを感じる季節ですね。

s-鈴木明子さて、第25期 岡山市民文化大学4月講座は、元オリンピック日本代表・プロフィギュアスケーターの鈴木明子さんをお迎えして4月11日(土)に開講します。バンクーバー五輪に続き、ソチ五輪の代表入りを果たし、正式種目となった団体ではキャプテンとして出場。現在はプロスケーターとしてご活躍なさられています。

講演テーマは、「表現者として~ひとつひとつ、少しずつ~」。フィギュアスケートの第一線で戦って来られた鈴木明子さんがどんなお話をなさられるのか、今から楽しみですね。

講演前のオープニングタイムには、「フラ ハーラウ ナー プア ヒヴァヒヴァ」の皆さまによるフラダンスが披露されます。こちらもどうぞお楽しみください。

◎当日スケジュール
12:05 開場
13:30頃 オープニングタイム開始
14:00 講演開始
15:30 講演終了
著書販売&サイン会は、ありません。

津山さくらまつり

西日本有数の桜名所と知られる津山城跡(鶴山公園)に行ってきました。数日前からの陽気で一気に開花、この日満開を迎えました。石垣をバックに桜が乱れ咲く姿は、訪れるたびに感動を与えてくれます。

 

満開を迎えたこの日は、「津山さくらまつり」の期間中とあって、朝8時着でも多くの人が訪れていました。
満開を迎えたこの日は、「津山さくらまつり」の期間中とあって、朝から多くの人で賑わっていました。
通りには桜並木が立ち並び、訪れる人を出迎えてくれます。
通りには桜並木が立ち並び、訪れる人を出迎えてくれます。
桜のトンネルが出迎えてくれます。
桜のトンネルが美しい。
菜の花と桜の競演。
菜の花と桜の競演。
鶴山公園の魅力は、何といっても石垣に映える桜の美しさ。
鶴山公園の魅力は、何といっても石垣に映える桜の美しさ。
巨大な石垣が城の堅牢さを物語っています。
巨大な石垣が城の堅牢さを物語っています。
備中櫓の下に広がる桜の海。見事に咲き誇っています。
備中櫓の下に広がる桜の海。見事に咲き誇っています。
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備中櫓を見上げる。

 

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石段が続いていて、かなりしんどい。

 

石段を埋め尽くす桜。
石段を埋め尽くす桜。

 

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しだれ桜も満開でした。

 

 

ようやく頂上部に到着。

 

 

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櫓の中に入れるようになっていて、中は広間や茶室が設けられ、よく見るとふすまには鶴の模様が描かれています。

 

櫓からの眺め。一面を埋め尽くす桜と、津山市内が一望できました。

 

お花見

ここ数日の陽気で後楽園の桜のつぼみも一気にふくらみ、可憐な花を咲かせています。事務局から後楽園までは歩いてすぐ。今年も社員みんなで桜の下でのランチタイムを楽しみました。

—淡いピンク色の花が咲き誇る後楽園河川敷。平日にも関わらず、大勢の人で賑わっていました。
—淡いピンク色の花が咲き誇る後楽園河川敷。この日は気温もぐんぐん上昇。平日にも関わらず、大勢の人で賑わっていました。
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—桜の下での焼肉は格別!
事務局のマスコット、ウニ(グレー)とマーヤ(白)も連れてきてもらいました。
事務局のマスコット犬、ウニ(グレー)とマーヤ(白)も連れてきてもらいました。
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—はかなくも美しい桜を愛で、明日への英気を養いました。

 

3月講座開催!

3月7日(土)、講師に経済アナリスト・獨協大学経済学部教授の森永卓郎先生をお迎えして、3月講座が開催されました。あいにくの雨の中、大勢の方に足を運んで頂き、会場は3階席まで埋まりました。

s-IMG_9788講演テーマは、『今何が起こっているのか?世界経済と日本経済』。経済の話を大変楽しく、分かりやすくお話し頂き、会場は最初から最後まで笑いに包まれました。受講生さんからは、「こんなに笑ったのは久しぶり。タメになる楽しいお話しでした」という嬉しい声が届きました。

 

講演前のオープニングタイムでは、岡響木管五十奏団ファル・フォーレの皆さまによる木管五十奏の演奏が行われ、温かい音色が会場を包み込みました。

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岡山交響楽団では、5/10(日)14:00~岡山シンフォニーホールで第60回定期演奏会を催されます。ぜひ、ご参加ください。

今回も、、「フラワーショップカトレア」(本店=岡山市北区中山下1-5-41、☎086-222-7015)様に、舞台を華やかに演出して頂きました。

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s-鈴木明子次回、4月講座(4/11)の講師は、元オリンピック日本代表・プロフィギュアスケーターの鈴木明子さんです。講演テーマは、『表現者として~ひとつひとつ、少しずつ~』。どんなお話が聴けるのか楽しみです。

※著書販売、サイン会はありません。

3月講座のお知らせ

3月に入りました。近所の梅の花が見ごろを迎え、足元には菜の花が彩りを添えるように咲き誇っています。春の気配を間近に感じると、ウキウキした気持ちになりますね。

s-森永卓郎20101214さて、第25期 岡山市民文化大学3月講座は、経済アナリスト・獨協大学経済学部教授の森永卓郎先生をお迎えして3月7日(土)に開講します。講演テーマは、『今何が起こっているのか?世界経済と日本経済』。テレビ番組でもすっかりおなじみの森永先生。難しい経済を分かりやすく楽しくお話しなさられます。

 

講演前のオープニングタイムには、「岡響木管五十奏団ファル・フォーレ」の皆さんがご出演なさられます。フルート・オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴットの五重奏をお楽しみください。

皆さまのお越しを、スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

◎当日スケジュール
12:05 開場
13:30頃 オープニングタイム開始
14:00 講演開始
15:30 講演終了
著書販売:なし

第25期 岡山市民文化大学 開講!!

いよいよ平成27年度 第25期の幕が上がりました!

厳しい寒さの中、朝早くから約2,000名の受講生のみなさまが会場に足を運ばれました。

オープニングを飾ってくださったのは、藤田傳三郎(でんざぶろう)太鼓保存会のみなさま。勇壮で迫力満点の和太鼓で会場を盛り上げて頂きました。

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この日の曲目は、『ふじた藤田傳三郎太鼓』。児島湾干拓に心血を注いだ先人の苦労を組太鼓で表現なさられています。

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受講生からは、「迫力ある太鼓の音色に引き込まれ、すごく感動しました」という声が届きました。

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オープニングタイムに続き、当校学長・松畑煕一による開校式が執り行われ、これから始まる1年間への決意を新たにしました。

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そしていよいよ心臓血管外科医・天野篤先生による『高齢者心臓手術の現況と注意点』と題した講演がスタート。天皇陛下の手術を執刀なさられた天野先生の講演とあって、この日は3階席まで超満員。

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さぞ、近寄りがたいオーラを漂わせている先生なのかと思っていましたが、そのお人柄はとても気さくでユニーク。講演は終始笑いに包まれました。

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s-IMG_9639講演後には質疑応答の時間も設けられ、みなさん興味津々で質問を投げかけられていました。

 

 

 

また、今年も一年、「フラワーショップカトレア」(本店=岡山市北区中山下1-5-41、☎086-222-7015)様に、ステージを華やかに演出する装花を飾って頂きます。

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寒い中、本当に多くの受講生さまにお越し頂き、事務局一同、心より感謝申し上げます。さぁ、新たな一年が始まりました。今年は、どんな学びがあり、どんな出会いがあるでしょうか。どうか、新たな発見を胸に刻んでいって頂けると幸いです。

 

 

s-森永卓郎20101214次回講座は3/7(土)開催。講師は経済アナリストの森永卓郎先生です。講演テーマは、『今何が起こっているのか?世界経済と日本経済』。テレビ番組でもすっかりおなじみの森永先生。難しい経済を分かりやすく、大変楽しくお話しなさられます。どうぞお楽しみに。

来月も、みなさまのお越しを心よりお待ちいたしております。

※書籍販売:なし

 

第25期 岡山市民文化大学 いよいよ開講!

立春の声を聞いたとはいえ、まだまだ寒い日が続いております。それでも、梅や木蓮のつぼみはほころびはじめ、日中の陽射しからはほんの少し暖かさが感じられるようになりました。春は確かにそこまで来ているようです。

s-IMGP0009 - コピーさて、いよいよ今週末2月21日(土)は、第25期 岡山市民文化大学の開講日です。オープニングを飾って頂く講師は、心臓血管外科医・天野篤先生です。心臓を動かしたまま行う「オフポンプ」の冠動脈バイパス手術の第一人者で、2012年には天皇陛下の執刀医を務められました。

 

講演の前には、オープニングタイムと開講式が行われます。今回のオープニングタイムは、藤田傳三郎(でんざぶろう)太鼓保存会のみなさまによる勇壮な和太鼓の演奏が披露されます。こちらもどうぞ、お楽しみください。

◎開場…12:05~

◎オープニングタイム(和太鼓演奏)…13:20頃~

◎開講式…13:45頃~

◎講演…14:00~15:30(90分間)

※講師の書籍販売&サイン会はありません。

今年も魅力あふれる講師陣が続々と登場します。みなさまのお越しをスタッフ一同、心よりお待ちいたしております。

戦国史最大の謎に迫る~石谷家文書~

昨年、林原美術館所蔵の「石谷家(いしがいけ)文書」から、本能寺の変にかかわる長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)の書状などが発見され、「歴史をくつがえす大発見」と話題になりました。

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石谷家文書

なぜ、明智光秀は主君である織田信長を討ったのか。

「怨恨説」「黒幕説」「四国説」など様々な説がありますが、いずれも決め手を欠き、光秀の動機は大きな謎となっていました。ところが、今回発見された書状からは、土佐の戦国大名・長宗我部元親と、明智光秀の緊密な関係が明らかとなり、戦国最大の謎が明らかになろうとしています。

その「石谷家文書」に関連した講演会が、岡山県立博物館で開かれると聞きつけ、興味津々で行ってきました。

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午前中はイオン岡山で映画を鑑賞。朝早い時間でしたが、人気アニメの影響か、大勢の人が訪れていました。

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イオンから県立博物館までは、いま話題の「ももちゃり」を利用してみることに。ついに、ももちゃりデビュー!

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イオン前のももちゃりポート。自転車はけっこう空いている。

ももちゃりを利用するには、まず端末機に名前と携帯番号を入力して登録をします。
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すると、携帯電話にショートメールでパスワードが届きます。

そのパスワードを端末機に入力して、ICOCAやHarecaなどのICカード、もしくは専用カードをかざすと登録完了。
けっこう簡単でした。
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料金(一時間以内100円)を入れて好きな自転車を選び、センサーにカードをかざすと、カチャと音がして自転車のロックが外れます。

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久しぶりの自転車。ちょっとふらつきながら、颯爽とペダルをこぎます。
空気は少し冷たいけど、風を切りながらスイスイ進む感じは、気持ちいい。
お昼時だったので、イオンと県立博物館の中間地点にある「金八ラーメン」で昼食。岡山でラーメンといえば、この名店は外せないでしょう。超久しぶり♪

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「金太ラーメン(750円)」を注文。極太の豚角煮が圧倒的な存在感。

う~ん、とろっとろの角煮が口の中でホロホロほどけて、やっぱりうま~い。

そして、急いで昼食を終え、後楽園沿いの景色を眺めながら目的地に向かいます。
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講演開始時間のギリギリに到着。久しぶりに自転車に乗って、急いだせいか息が上がって汗だくになりました。
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県立美術館前にもポートがあって超便利。

 

なんとか間に合い、講演会場に駆け込むと、すでに席はいっぱい。一席も空いてなく、立ち見の人もたくさんいます。ざっと200人近くはいるでしょうか。
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『天下人と長宗我部元親』と題した講演では、「石谷家(いしがいけ)文書」から判明した数々の発見について、高知大学人文学部 教授の津野倫明さんから解説がありました。

歴史ファンと思われる方々が、熱心にメモを取られていました。この暑さはみなさんの熱気のせいでしょうか。ひとり汗をタラタラ流しながら、メモとハンカチを交互に持ちかえながら、お話しに耳を傾けました。

 

講演によると…、

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長宗我部元親
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明智光秀

長宗我部元親と親戚同然の間柄だった明智光秀は、政治的にも密接な関係を結んでいました。

 

 

 

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織田信長

ところが、元親の四国制覇が確実となったことで、信長はこれに脅威を感じ始めます。今まで四国制覇を容認していた態度を一変、四国を自分に差し出すよう要求。しかし元親は、苦労して獲得した領土をむざむざ手放す気はなく、信長にNOを突き付けます。

 

 

 

事態を収拾するため間に入った光秀は、元親を必死に説得しようと奔走します。

一度は信長にNOを付き付けた元親も、光秀の必死の説得のかいあってか、一転、譲歩の道を探り始めます。今回発見された書状には、「せめて土佐に近い2つの城と周辺の土地だけは領土として認めて頂けないでしょうか」という元親の記述があり、信長に領地を保証してもらいたいと懇願している様子がうかがえます。

光秀は、この元親の譲歩によって事態は収拾すると安堵します。しかし、事態は好転するどころか、悪化の一途をたどります。信長は、元親の意思に関わりなく、四国攻めを決定。兵をあげるよう、指示します。

もはや光秀に残された道は2つに1つ。親戚同然の元親を見殺しにするか。信長の四国攻めを自らの手で阻止するか。

そして光秀は、後者の道を選んだのです。

講師の津野倫明さんは、「本能寺の変に至った光秀の動機は、ほかにも原因はあると思いますが、『四国説』が一因だったことは確かです」と話されていました。

戦国ファンならずとも、真相が気になる歴史ミステリー。今回発見された書状はまだ調査段階とのことで、今後も新事実が明らかになっていくのかもしれません。