世紀の天文ショー!

6:40頃。徐々に月と太陽が重なり始める。
7:00頃。日食が進み、太陽が三日月のように見える。
7:30頃。部分日食のピークを迎える。外周だけを残してリング状に輝く太陽。

 

今朝は、早起きした人が多かったのではないでしょうか。この日は、岡山でも大規模な部分日食が観測できるとあって、朝早くから空を見上げている人がチラホラ。日本全域に渡って広範囲で観測できるのは、平安時代以来932年ぶりのこと!いやがうえにも期待が高まります。

お天気が心配されましたが、今朝は雲一つない快晴。絶好の観測日和です。専用のグラスをかけて東の空を見上げると、徐々に太陽と月が重なり始めていました。部分日食が最大になる7:28分頃には、太陽の内側に月がすっぽり入り、太陽の外周が一部欠けたリングのように見えました。皆既日食のように辺りが真っ暗にはなりませんでしたが、晴れていたのに、一転、雨でも降りそうな薄暗さになりました。その後、月は太陽の前をゆっくりと横切り終え、約2時間半のショーを終えました。

今年は、今後も珍しい天文現象が目白押し!今から楽しみです。

◎6/4…満月の3分の1が影に入る「部分月食」

◎6/6…太陽の手前を金星が横切る「金星の太陽面通過」

◎8/14…金星が月の後ろに隠れる「金星食」

◎8月中旬…ペルセウス座流星群