京都迎賓館へ

京都旅行の続きです。南禅寺の後に、京都御所へ向かいました。紅葉時期の京都は人の渋滞ですが、雨で、本当に人が少なく良かったです。京都迎賓館は、1994年(平成6年)10月に「国立京都迎賓館」として、その建設が閣議決定され、2005年(平成17年)4月17日に開館した。内閣府のサイトの公式説明によると、京都迎賓館というのは、日本の歴史や文化を象徴する都市である京都において、海外からの賓客を心をこめてお迎えし、日本への理解と友好を深めていただくことを目的に建設されました。
迎賓館までの道すがら色づいた木々が鮮やかでした。落ちた紅葉の葉も色々な形があり、拾って押し葉にしています。
セキュリティ検査、職員からの説明、カバン預けなどを経て、玄関へ。福井県産のケヤキの木の一枚板から作られた玄関扉。
中へ入り金屏風がお出迎えでした。
日本中からの名産で作成されている建築物は素晴らしいの一言。全体が美術館のようでした。





玄関前で、記念撮影をして、大人の遠足は終了です。よく歩きました。雨は残念でしたが、気温は最適。何事も表裏一体です。この日だけでも、多くの歴史に触れ、多くの事を学びました。遊ぶことと学ぶことを合体させれば、相乗効果でよく覚えます。知的好奇心がよりよく刺激されました。

ご参加してくださった方々、ありがとうございました。

京都日帰り旅行

12月に入ってもまだ、小春日和が続いています。皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか?
12月3日に、受講生の皆さまと、京都日帰り旅行へ出かけてきました。あいにくの雨でしたが、雨に濡れる京都の風景も風情がありました。京都到着してすぐに、南禅寺にあります、「菊水」さんで京懐石料理に舌鼓。





今年の6月に、食と時を味わう別邸としてリニューアルした菊水さんは、本当に立派な設えです。宿泊施設も完備されています。芸子さんや舞妓さんが舞う舞台も設置されていました。なかなか、お一人では敷居が高い料理店に、皆さん大喜びでした。この道中、舞妓さんに遭遇しました。やはり、料理旅館や料亭が多い南禅寺です。
そして、歩いて、無鄰菴へ向かいました。





ガイドさんによる説明付きでした。これぞ!文化大学の旅行です。無鄰菴は、明治時代の新政府で活躍した、山縣有朋の別荘だった地。東山の山並みを借景に取り込み疎水から引き込んだ水は三段の滝を下って大小の池を経て緩やかな流れを作庭。この庭には、ふんだんに水が使われています。この敷地内にある洋館の二階は和洋折衷。1903年、ここに山縣有朋や伊藤博文ら四人が集まり、日露開戦を巡る無鄰菴会議が行われました。

平日ということと雨だったこともあり、いつもの京都よりは、人が混雑してなかったように思います。本当に、紅葉が見事でした。この後、京都迎賓館へと続きます。

東儀秀樹コンサート主催

こんにちは!11月も今日までです。カレンダーは明日から師走です。お出かけしやすい気温が続いています。県民文化大学最終講座を終え、来期の受講生を募集中です。
本日は、コンサートのお知らせです。今年、5月講座に来て頂いた、東儀秀樹さん。雅楽の演奏もしてくださり、素晴らしい講演会でした。とても好評であったため、岡山市民文化大学とジョイントして、コンサートを開催します。
12月5日 15:00~岡山シンフォニーホールです。香川の受講生の方は、一行として、一緒にマリンライナーに乗車して岡山へ向かいます。まだ若干、チケットがあります。宇宙に繋がる、雅楽音楽の世界を是非ともご堪能ください。

問い合わせ先 香川事務局087-811-7781
       岡山事務局086-270-7703

受講生以外の一般の方も購入可能です。

2018年の最終講演を終えて

皆さん、こんにちは。朝夕と、随分と冷え込むようになりました。今日は暦の上では、小雪。香川県下の紅葉も見ごろでしょうか。
これは、高松空港近くの銀杏です。綺麗な黄色とブルースカイ。秋の風物詩です。

11月講座であります、11月20日(火)、歴史学者の磯田道史先生がお越しになられました。晩秋にしては、暖かな小春日和となった最終講座。
磯田先生は、岡山県出身。近い県ということで、親近感がわきます。NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」も手掛けられ、冒頭はそのお話になりました。そして、江戸時代末期から、明治維新にかけて、香川県の歴史を中心に講演されました。とても解りやすく、そして、ここでしか聴けない逸話、古文書のお話など、非常に興味深い展開となりました。
90分では時間が足りませんでした。また、お越しいただければと思います。

そして、最終講座にて、一井学長から、第11期の閉講の挨拶と、受講生への修了証書授与式が行われました。

一井学長から、今年の世界情勢と、日本で起こった様々な出来事、そして、講師一人、一人を振り返っての謝辞を述べられました。

西讃方面から、ご夫婦で受講され、オール出席でした。

今年最後のオープニングタイムは、コントラバス四重奏。『コントラバスターズ』広島県から、来て頂きました。コントラバスの演奏は、初出演です。♪スタンドバイミー♬や♪見上げてごらん夜の星を🎶など、5曲は馴染みのある選曲でした。低いメロディーでも、四重奏になれば心の琴線に触れてきました。最終講座に相応しい、素晴らしい演奏を奏でてくださいました。


2018年11月講座

皆さん、こんにちは。お元気にお過ごしでしょうか?茶室では立冬とともに、炉開きになります。冬支度が始まる季節ですが、小春日和が続いています。今年は暖冬になればと思うこの頃です。
さて、11月20日(火曜日)いよいよ、最終講座を迎えることとなりました。
講師は、歴史学者 磯田道史(いそだみちふみ)先生です。
茨城大学助教授、静岡文化芸術大学教授などを経て、現在は国際日本文化研究センター准教授。2010年映画化の『武士の家計簿』や『天災から日本史を読みなおす』など、著書も多数出版されています。文化的名誉ある賞も数多く受賞。メディアにもよくご登場されています。岡山県出身。様々な歴史逸話が聴けることと思います。どうぞ、お楽しみください。

~タイムスケジュール~*通常よりタイムスケジュールが変わります
12:00  レクザム大ホール(香川県民ホール)開場
12:35  オープニングタイム コントラバス四重奏
13:00  一井学長による閉講の挨拶と修了証書授与式
13:30  磯田道史先生による講演会
15:00  終了予定(本の販売はありますが、サイン会はありません)

〇2019年度の全講師を発表。来期の受講募集を会場にて募ります。会場にて、お申込みにお支払いができます。
〇修了証書の発行希望者(6回以上出席のこと)は、¥350-にて受付ております。自宅まで、来年のスケジュール帳を入れて郵送します。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。

原田マハさんトークショー

「文化の日」の続きのブログです。香川大学を後にして、うどんの昼食。商店街の中にも沢山のうどん屋さんが出来ました。
午後からは、高松市美術館1階講堂で、原田マハトークショーが開催されました。高松市美術館30周年記念講演会。人気の新進作家。美術史実に基づいて小説を書く稀に見る作家さん。先着170名限定の応募は、受付開始から3時間で満席になったんだそうです。

14時開演で、マハさん登場で歓声が上がりました。9割女性の観衆でした。
冒頭では、「この30年間は皆さんにとって、どんな年月だったのでしょうか?赤ちゃんだった人はアラサーに。はたちだった学生さんは、50歳になっています。この秋の良き日に、この高松市美術館の素敵な場所に、ココで居れるということは、とても素敵な幸せな30年間を過ごしてきた人たちが今ここにいらっしゃるんだな、と思っています」と挨拶されました。

アートは、ご自分で感じれば、それがアートなんです、と。1980年代の近代美術を中心に30年の社会での変化を振り返りながら約100分講演されました。おうどんが大好きで、この日は竹清(ちくせい)に向かわれたとか。気さくなトークで、とても面白かったです。講演会を聴き、自分史を振り返りながら、小さな事では、嫌いな食べ物が好物になったり、観るテレビ番組や余暇の過ごし方が変化したり・・・。成長と共に好みも変化するんだと実感。走馬灯のように学生時代が蘇りました。皆さんにとっての30年の歩みはいかがだったでしょうか?変化の中で、不変的なもの、一つの事をやり続けるものを持っていれば素敵な人生になるはずです。

昨日は、暦の上では、立冬。暖かな日でした。秋もいよいよ晩秋です。

文化の日

こんにちは。良い気候日が続いています。いかがお過ごしでしょうか?
11月3日文化の日に、「開館10周年記念香川大学博物館企画展」へ出かけてきました。~アルゼンチン都市と地方の暮らしと音楽~。南米へは足を踏み入れたことが、まだないことと、アルゼンチンという日本から遠く離れた国に興味が湧いて、参加してみました。
講師は、川端美都子 香川大学経済学部准教授。学生時代から20年通い続け、フィルド調査で撮りためた写真を展示していました。それと、現地の音楽楽器も展示、そして、なんと、ゼミの学生さんとの演奏も披露されました。
南米のハープである、アルパ

とっても拍子が難しい太鼓とアコーディオン


昔の蓄音機と、テープレコーダーなども展示。
アルゼンチンと聞いて、サッカーかタンゴのイメージです。日本の約7.5倍の面積で縦長の国です。ヨーロッパからの移民が多く、ヨーロッパからの影響が大きいそうです。言語は、スペイン語が主で、現地語も数語あるとのこと。通貨はペソで、1ドル=16ペソから37ペソの変動があるようです。スーパーインフレ国世界第三位とか。もちろん、治安も悪くなりますね。
首都ブエノスアイレスの人口密度は1万4千人。東京は約、6400人、香川は約500数人。人口密度が過度です。

これが、世界三大劇場とも言われている一つの、コロン劇場。
左下の写真は、伝統あるセルバンテス劇場の内部です。クラッシックやバレエなど由緒ある音楽なども盛んに行われているそうです。

現地の人の暮らしや音楽を知れ、新たな知識を得ることができました。知らない世界を知ることは、本当に楽しいです。いつかは、訪れてみたいです。多様な側面を持つアルゼンチン。川端教授の知識の豊富さと音楽センスにも脱帽でした。感謝感激です。素晴らしい先生に教えてもらえる、生徒は見聞もぐーんと広がるはず。香川大学博物館(教育学部内)では、年に4回ほどこういった企画展を開催しているようで、どなたでも参加可能だそうです。ホームページでチェックしてみてください。

地球温暖化を考える

皆さん、こんにちは。もう、10月も末日になりました。街では、オレンジ色のハローウィーンの飾りつけが目立ちます。ブログの記事が前後しますが、10月の三連休の体育の日に、アイパル香川で、国際フェスタが開催。朝からドキュメンタリー番組の上映会がありました。『地球が壊れる前に』。二年間をかけ、俳優のレオナルド・ディカプリオが、世界を廻り、地球温暖化を訴える内容になっていました。国連平和大使も務められているようです。


毎年、酷暑が続き、冬は厳冬。季節外れの台風が来て、海外では、ハリケーンや山火事が発生。全て、地球温暖化からきている自然災害です。CO2の削減や電力の見直しなど、私たち、一人一人が危機感を持って、取り組んでいかなければならない問題を、今の課題として、とらえています。パリ協定や、政治家からの癒着問題まで、取り上げられていました。


太西洋に浮かぶ島では、海水の上昇によって、住めなくなった島もあり、島民が他の国に移住。北極の雪が解ける現象を食い止めなければならない。森林の伐採や、大量の牛の飼育で出る有毒なメタン、工場や車からの排気ガス、便利になった社会からは、毒素が生み出される結果になった昨今です。温暖化が続けば、この地球上で生きづらい現象がどんどん起こります。
私たちに出来ることを一歩づつでもしなければなりません。電気を最小限に抑える日という取り組みも大事だと痛感しました。様々な事を考えるきっかけをくれた映画でした。
そして、このフェスティバルでは、世界各国の露店や国の紹介などもあり、グローバルな視点を持てるお祭りとなっていました。毎年、10月に開催されるようです。

日日是好日ー映画

金木犀の薫りの濃厚さが薄らいできています。秋も中盤なんだと薫りから季節を感じ取ります。皆さん、お元気にお過ごしでしょうか?
先日、日本の名優である、樹木希林さんがお亡くなりになりました。90分間の講演会はすることなく、対談方式での講話だったので、県民文化大学へお招きすることはありませんでした。数年前に、香川県民小ホールに対談で来られた時に、個人的にお話を聴きに行きました。人としての素朴さ、嘘のない率直な言葉やその時に着用していた服装までが印象に残っています。
遺作作品となりました、映画「日日是好日」が10/13から封切になっています。

森下典子著書。『人生の挫折の中で発見した、五感で季節を味わう歓び・・・。生きる勇気が湧いてくる感動に一冊』と、書評がついています。先月の岡山市民文化大学の講座で、お茶の家元、千 玄室先生が来られました。お茶の話もされました。
女優さんたちは、ずっと、着物着用で演じられているようです。

「日日是好日」禅のことば
多くの人は「今日も一日よい日でありますように」と願い、無事を願う。
しかし現実はその願いの通りにはいかないで、雨の日、風の日があるように様々な問題が起き、悩ませられることばかりかもしれない。しかし、どんな雨風があろうとも、日々に起きる好悪の出来事があっても、この一日は二度とない一日であり、
かけがえの無い一時であり、一日である。この一日を全身全霊で生きることができれば、まさに日々是れ好日となるのである。好日は願ってえられるものではなく、待ってかなえられるものではない。自らの生き方に日日に好日を見出しえなければならないのだ。

実り多い秋でありますように。

2018年10月講座を終えて

汗ばむくらいの気温の中、10月13日は見事な秋晴れ。香川県民文化大学10月講座の講師は、未来ロボット技術研究センター所長 古田貴之先生でした。未来ロボットにこれからの社会、そして生きる上で必要なことを、熱血授業ごとく、情熱溢れる講演会をしてくださいました。

後悔しない人生を送ってほしい、夢を実現しなければ幻想で終わる、立場は自分で創る、ピンチとチャンスは紙一重である、自分を変える!と、人は何歳になっても、リセットでき、前向きになれることを伝えられました。質疑応答もあり、全力でお答えされました。皆さまの気持ちと脳には、ユニークな風が入った事と思います。


10月講座のオープニングタイムは、シンガーソングライター『勝詩』(かつし)。香川県下でもライブ活動をされています。小豆島出身で、CDも発売。オリジナル曲を始め、カバーも歌われました。「瀬戸の花嫁」のアレンジ曲は、軽快なリズム♪♪♪こちらも、熱唱という言葉がピッタリな迫力のある歌声を響かせてくださいました。