第21期を終えて…

開講21年目となる今年の最終講座が終わりました。

受講生のみなさまの「学ぶ」という熱い姿勢には、いつもいつも頭が下がります。お忙しい中、体調のすぐれない時もある中、「学びたい」というお気持ちでお越しくださっていることに、事務局一同、心より尊敬の念を込めて御礼申し上げます。

来期も新たな講師陣を迎え、みなさんと共に日々成長していきたいと願っています。「聴く」という字は、耳+(たす)・目・心と書きます。まさに耳と目と心で聴いて、学びのある人生を歩んでいきたいですね。

寒さが一気に身に染みるようになってきましたが、どうかお体をご自愛頂いて、第22期 岡山市民文化大学の会場で、元気にお会いできることを楽しみにお待ちしております。今年一年、本当に本当にありがとうございました!

最終講座 

厳しい寒さー。季節が冬だということを再認識させられたこの日、第21期 岡山市民文化大学の最終講座が開催されました。

今回は最終講座ということで、講演前には、学長あいさつ、受講生代表による修了証授与式が行われました。

コミュニティタイムでは、中国の代表的な楽器・二胡(にこ)の演奏が披露され、その幻想的な音色が場内に響き渡りました。

そして、最終講座のトリを務められたのは、心臓外科医・須磨久善先生。言わずと知れた名医の貴重なお話が始まると、ひと言も聴きもらさまいとするように、みなさま一気に集中。思わず涙ぐんでしまう講演内容に、心が揺さぶられた方も多かったようです。

講演後にはサイン会も催され、長蛇の列に。書籍はあっという間に売り切れ、講演内容の素晴らしさを物語っているようでした。

ダンディな須磨先生と

最終講座のスケジュール

12月9日(金)の最終講座は、講演前に修了式を行います。そのため、コミュニティタイムの時間が通常より早まりますので、ご注意ください。

◎開場…12:05

◎コミュニティタイム…13:15~

◎修了式…13:40~

◎講演…14:00~

12月講座のコミュニティタイムは、二胡(にこ)の演奏です。演奏してくださるのは、本場中国ご出身の先生から指導を受けた「劉習韻(りゅうしゅういん)二胡スクール」のみなさま。憧れの先生の二胡の音色に近づきたいと、日々練習に励んでおられます。

どうぞ、その優雅で美しく、表現力豊かな二胡の音色をお楽しみください。

岡山市民文化大学 12月講座

思わず襟を立てる季節になりました。みなさま、お元気でお過ごしのことと存じます。

来る12月9日(金)、いよいよ今期の最終講座を迎えます。トリを飾って頂く講師は、日本で初めてバチスタ手術を行った心臓外科医・須磨久善先生。昨年秋には、その半生がTVドラマ化もされた、いわずとしれた名医の中の名医です。

講演テーマは、「心臓からのメッセージ」。なかなか聴くことのできない貴重なお話を、まさに「心」で感じてください。

11月講座 開催

11月10日(木)、岡山市民文化大学11月講座が開催されました。平日にも関わらず、多くの受講生さんがお集まりになられ、講師・福留功男先生のお話しに耳を傾けられました。

さすが先生はキャスターだけあって、声がよく通り、お話しにグイグイと引き込まれるようでした。

また、講演の前に催されたコミュニティタイムでは、『箏(こと)&キーボード「奏~かなで~」』のお二人が、箏とキーボードによるセッションをご披露くださいました。

「川の流れのように」「青い山脈」「津軽海峡冬景色」「千の風になって」など、おなじみの曲を披露。みなさん思わず、口ずさむ方も多かったようです。

次回、12月はいよいよ今期最終講座です。大トリを務められる講師は、心臓外科医 須磨久善先生です。ご活躍がTVドラマにもなった須磨先生のご講演は、なかなか聴くことのできない貴重な講演となることでしょう。

※次回12月講座は、修了式がございます。コミュニティタイムの時間がいつもより早まりますので、注意くださいませ。講演時間はいつも通りです。

開場=12:05~

コミュニティタイム開始=13:15~

修了式開始=13:38~

講演開始=14:00~

第21期 岡山市民文化大学 11月講座

11月10日(木)は、11月講座の開催日です。講師は、「トメさん」の愛称でおなじみ、キャスターの福留功男先生。福留先生は1942年、高知県生まれ。明治大学文学部を卒業後、日本テレビに入社。

「アメリカ横断ウルトラクイズ」ではクイズ出題・リポーター(事実上の司会進行役」を務め、人気番組に成長させました。日本の放送文化への貢献により、ギャラクシー賞を受賞。その後も「ズームイン!!朝!」「いつみても波瀾万丈」「ブロードキャスター」等々、いずれも長寿番組へと導いておられます。

平日の開催ですが、時間の変更はございません。通常通りの時間に開催致しますので、お気をつけてご来場くださいませ。

◎開場…12:05 ◎コミュニティタイム…13:35~ ◎講演開始…14:00~ ◎講演終了予定…15:30

京都・高雄おでかけ旅行記

10月31日、姉妹校の香川県民文化大学のおでかけ旅行に行ってきました。前日までの雨が嘘のように晴れ渡ったこの日、総勢39名で京都・高雄に出発。

 清滝川に架かる吊り橋を渡って昼食会場の川床へ降りると、辺り一面に風情豊かな景色が広がります。北山杉は競うように真っ直ぐに伸び、うっすらと色づき始めたモミジは、本格的な秋のおとずれを待ちわびているよう。里山に包まれながらの湯豆腐膳は格別でした。

目と舌で食事を楽しんだ後は、神護寺へと続く350段の石段に挑戦。見ているだけで筋肉痛になりそうでしたが、1200年前に空海もこの石段を昇ったんだと、遠い昔に想いを馳せます。途中ところどころに茶店が出ていて、一休みしたい誘惑に駆られながらも、フゥフゥ言いながら石段を昇りきると、もみじのアーチと桜門が目に入ってきます。桜門をくぐると、火照った身体を冷ます一陣の風が吹き渡りました。

金堂では住職さんからの法話を拝聴。空海、最澄、文覚上人といった名僧が修行した由緒あるお寺であることを実感。国宝の薬師如来立像は、鋭い眼と結んだ口が強い意志を持っているかの如く、厳しい表情で佇んでいました。

金堂より歩くこと10分。地蔵院前の展望台に到着。さっそく、眼下の錦雲渓に向けて素焼きの皿を投げる「かわらけ投げ」に挑戦。「手のスナップを利かせて投げると遠くまで飛びますよ」と茶店の方からアドバイスを受け、いざ挑戦。力が入り過ぎてとんでもない方向に飛んでいってしまいましたが、厄除けのご利益はあったと思います。

歴史の重みと自然の美しさが調和した神護寺。時間の流れ方が変わったような錯覚に陥りながら、その場所に身を置く喜びをゆっくりと味わった一日でした。

はやぶさと岡山県の意外な接点!

みなさんご存知でしょうか?小惑星探査機はやぶさの快挙の陰に、岡山県にある神社の存在があったことを。

はやぶさの「イオンエンジン」4台のうち3台が故障。地球に帰還できない危機に陥ったとき、重要部品 「中和(ちゅうわ)器」が無事なことに注目。神にも祈りたい気持ちのチームが全国を調べたところ、読みこそ違うものの「中和(ちゅうか)神社」(岡山県真庭市)が見つかりました。 プロジェクトマネージャ・川口淳一郎先生がポケットマネーで参拝し、お札を持ち帰ったといいます。
イオンエンジン内の「中和器」は作動し続け、はやぶさは地球帰還軌道に乗ったのです。

中和神社は、偶然にも道中安全の神としても信仰されているとのことで、ますます縁を感じますね。

小惑星探査機はやぶさ 帰還カプセル公開

先日、倉敷科学センターで特別公開されていた「小惑星探査機はやぶさ」の帰還カプセルを見てきました。

幾多の試練を乗り越えて地球に帰還したはやぶさ。最後はカプセルを残して燃え尽きてしまいましたが、その感動のドラマは多くの人の記憶に刻まれました。

実物大のはやぶさの模型。

はやぶさプロジェクトマネージャ・川口淳一郎先生の直筆の書も飾られていました。挑戦しつづける川口先生らしい深い言葉です。

その川口淳一郎先生が、来年度、岡山市民文化大学 8月講座に登場します。映画化もされた「はやぶさ」帰還までのドラマ、その裏舞台など、興味あるお話しが聴けそうです。

講師変更のお知らせ

岡山市民文化大学 第22期 3月講座に決定しておりました脳神経外科医 福島孝徳先生が、緊急手術のため、お越し頂くことができなくなりました。人命に関わることですので、手術を最優先して頂きたく、福島先生のご講演は中止とさせて頂きました。

福島先生の講演を楽しみにお申込み頂いた皆様方には、大変ご迷惑をおかけ致しました。事務局一同、心よりお詫び申し上げます。

福島先生からは、「大変申し訳なく思っております。次の機会には必ず伺います。本当にタメになるお話しをしますので、楽しみに待っていてください」とのお言葉を頂戴しています。

福島先生ほどの実績のある先生はそうそういらっしゃいません。当然、代わりの講師選びは難航。しかし、福島先生が「神の手」と称されるならば、「匠の手」と称される脳神経外科医 上山博康先生がご快諾くださりました。上山先生については、福島先生いわく、「私がもし手術を受けるならば、上山先生にお願いする」と言わしめた天才外科医。素晴らしいお話しが聴けることと期待しています。