広島県民文化大学5月講座は、
名古屋市立大学高等教育院教授 奈良大学特別教授、城郭考古学者の
千田嘉博先生をお迎えして、『城から読み解く天下人 ~信長・秀吉・家康~』 の
テーマで講演をされました。
講演内容を一部ですがご紹介しますと、
『大阪城の発掘調査で、城の周りに馬出しが見つかり、これは敵の攻撃に
対する効果的な防御手段だった。家康は、何度もひどい目にあった武田信玄から「城の強さは馬出しにある」ということを学び取り、小牧山城や江戸城にも馬出しを作っている。
広島城の再建された二の丸にも馬出しの存在が確認されている。広島城の天守の再建については、現代の要件に合わせた復元が課題となっている。歴史的な忠実性とアクセシビリティについて議論されている 』と
千田先生より奥深い城の読み解き方をご教授いただきました。
今回のオープニングはジャンボ衣笠さんの高座が一席ありました。
次回、6月29日(土)は、
メモリークリニックお茶の水 理事長・院長の朝田 隆先生のご登壇です。
講演のテーマは、
『人生をカッコ良く ~寿命100年時代の「老」を生きる~』です。
受講生の皆様におかれまして、梅雨の蒸し暑い時期が近づいてきましたが、
どうか体調管理に気を付けてお過ごしください。